乳がん検診

当院は日本乳癌学会の『認定施設』です。

特に自覚症状がなくて乳がんを心配されている方は「乳がん検診」を受けていただくようお願いします。いわゆる”病気”で診察するのとは違いますので、乳腺外来を受診する必要はありません。
視触診のみによる検診は、乳がんの死亡率減少効果がないとするデータもあり、乳がんの早期発見という点からも疑問視されています。
一般的にマンモグラフィ検診が勧められていますが、30歳代や40歳代の半数近くの女性は乳腺の濃度が濃いためにマンモグラフィをとってもしこりが隠れて見えないことがあります。そのような方にはエコー（超音波検査）が有力な検査法となります。
そういうとエコーが万能のようですが、マンモグラフィでしか見つけられない乳がんもあるため、千葉県ではエコーとマンモグラフィを毎年交互に受ける事が推奨されています。
自治体によっては、超音波検診を行っていないところもあり、この場合は、医療機関の検診部門や民間の健診センターなどを利用することになります。
当院でも検診を行っていますので受付でご相談下さい。
当院院長・乳腺外科部長、渡辺修医師が松戸市医師会の乳癌検診部会の委員となり、松戸市でも平成24年4月から35歳～39歳の女性は超音波検診を市検診として受けられるようになりました。
対象となる方は触診ではなく、超音波検診を受けてください。
当院では、マンモグラフィ（乳房撮影）は日本乳がん検診精度管理中央機構の基準に適合する機種で撮影しています(施設認定も受けています)。
撮影は、撮影資格のある技師が行い、読影資格を有する乳腺専門医が判定しております。超音波検査は資格ある超音波検査士が行い、最終判定は乳腺専門医が行ないます。