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放射線科

放射線科のご案内

ご挨拶

放射線科では院内の診療科からの依頼の元、一般撮影、CT、MRI、マンモグラフィ検査、TV装置、骨密度検査などの画像検査・診断の提供を行なっています。

検査機器

一般撮影
一般撮影

X線は、人体等を透過する能力をあり、体には骨や臓器、血管、空気など様々な物がありますが、それぞれX線の透過率が異なります。この透過率の違いを利用して、検査の目的とする部分にX線を照射して撮影する検査です。一般的にレントゲン撮影や単純撮影と言われることもあります。
主に、肺や腹部(臓器)、頭部・背骨・四肢の骨を確認するために撮影を行います。
また、骨の状態だけではなく、周辺の軟部組織を確認するためにも撮影を行うことがあります。

X線骨密度測定装置(BMD:Bone Mineral Density)
X線骨密度測定装置(BMD:Bone Mineral Density)

当院では2023年2月よりホロジック社製 Horizon C型のX線骨密度測定装置を導入致しました。
この装置はDXA法(dual-energy X-ray absorptiometry)で二種類の異なるエネルギーのX線を用いることによって、筋肉や脂肪などに関係なく骨成分だけを測定する方法です。
最も正確で信頼性の高い骨密度測定法とされており、「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」においても推奨されています。
近年、高齢者の骨折の原因として骨粗鬆症が増加しています。
骨粗鬆症の対策、予防、治療に役立たせる目的で骨密度測定を行うことが重要です。

骨密度とは
CT(コンピュータ断層診断装置検査)
CT

CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置検査)とは、X線を利用して体の断面を撮影することができる検査です。
緊急性に優れ、全身の様々な病巣を発見することができる重要な検査で、特に脳や大動脈、気管支・肺などの胸部と肝臓、腎臓などの腹部と体全体の画像に優れた描出能があり、検査時間も大幅に短縮されました。また、断面画像を再構成することにより、高精度の3次元画像も得られます。
Cannon製(旧東芝)16列ヘリカルCT(製品名)

ctcとは
MRI(磁気共鳴画像診断装置検査)
MRI(磁気共鳴画像診断装置検査)

MRI検査(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置検査)とは、X線撮影やCTのようにX線を使用することなく、強力な磁石の筒の中に入り、磁場の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査です。
様々な病巣を発見することができ、特に脳や、乳房、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の任意な方向の画像を表示することが可能です。また、色々な病気の早期発見と診断にとても有効で高い検査能力を持っています。

  • 頭部領域 | 超急性期の脳梗塞・脳血管・脳腫瘍など
  • 体幹部 | 肝臓がん、乳がん、前立腺がんなど 各部位のがん・胆管、膵管の描出
  • 整形領域 |脊椎、脊髄・肩関節・膝関節など
マンモグラフィ(乳房X線検査)
マンモグラフィ(乳房X線検査)

マンモグラフィ(乳房X線検査)とは、マンモグラフィは左右の乳房を横方向と上下方向から挟んで撮影します。透明の圧迫板で乳房をはさみ、薄く伸ばして撮影するため、多少の痛みが伴います。しかし、触っても判らないような小さなしこりや乳がんの特徴のひとつでもある微細な石灰化を見つけることができます。また悪性の病気だけでなく、良性の腫瘤も見つけることができる検査です。
当院の装置は、日本乳がん検診精度管理中央機構による施設認定を受けております
また検診マンモグラフィ撮影認定を有する女性技師が撮影をしています

乳がん検診

骨密度とは

骨密度とは

骨の強度(密度・ミネラル)のことで、その量を調べることで、年齢の疾患等による骨の変化がわかります。骨密度測定は低エネルギーX線を利用して、検査による計測値をコンピュータにより解析・算出して正常な値と比較することにより骨の密度量を知ることができます。
骨粗鬆症の診断や治療の経過観察、またはホルモンのバランス異常による、あるいは先天性の代謝性骨疾患の診断や治療、病態の解明などに用いられます。

骨粗鬆症とは

骨は一度できあがってしまうと、その後変わらないもののように思われがちですが、常に古い骨を壊し、新しい骨を作っています。新しい骨の作られる量が少なくなると、骨のカルシウムが減少し、骨の中がスカスカの状態となり骨が脆くなる病気です。
骨が脆くなると、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
この状態を骨粗骨鬆症といいます。
症状としては背痛、腰痛、病的圧迫骨折などがあり、50歳以上や閉経後の女性に多くみられ、骨のバランスが崩れる原因は、加齢、カルシウム不足、運動不足、閉経によるホルモン減少などがあります。
骨量が減少する場合、男性では老化、女性では閉経や老化などによって起こります。
自覚症状の少ない骨粗鬆症は早期発見・早期治療、定期的な検診が大切です。

以下の方は検査がおすすめです

  • 65歳以上の女性、また危険因子(喫煙、飲酒、骨折の家族歴)を有する65歳未満の閉経後から閉経周辺期の女性
  • 70歳以上の男性、また危険因子を有する50歳以上70歳未満の男性
  • これまでに転倒などで骨折をしたことのある方
  • 骨粗鬆症をきたす病気(関節リウマチなど)や引き起こしやすいホルモン剤・ステロイド剤などを投与されている方
  • 今までは前腕骨にて測定していましたが、腰椎と大腿骨頸部(足の付け根の部分)の骨折を起こしやすい2ヶ所を直接測定し、高い精度の骨密度を測定し評価をしています。被ばく量は極めて少なく、痛みなどの苦痛もありません。検査時間は着替えなど含めても5分~10分程度で寝ているだけの検査です。
    治療効果や経過観察においては半年もしくは年に一度、骨密度検査を受けることによって前回の結果と組み合わせてわかりやすく比較することが可能です。
    気になる方は整形外科医師または主治医にご相談下さい。
    健康診断に追加のオプションとしてもお受けいただけます。

検査における注意事項
骨密度検査を受けていただく際に、いくつか注意事項がございます。ご不明な点がございましたら担当技師にお問い合わせください。

  • 手術などで腰椎・大腿骨に金属が挿入されている方はお申し出てください。
  • X線を用いて検査しますので妊娠中やその可能性がある方は検査できません。
  • 1週間前にバリウムの造影剤を用いた検査を受けている場合は検査ができません。
  • 検査直前にカイロやコルセット・ベルト・ボタンなどは外してもらいます。
  • 検査中に動いてしまうと正確な検査ができなくなります。測定時間は数分で終わりますので動かないようにしてください。

CT検査

CTC

当院のマルチスライスCTを利用した新しい大腸の検査法です。大腸内視鏡検査のように内視鏡を入れたり、注腸X線検査のように肛門からバリウムを注入したりせずに、あたかも大腸を内視鏡で観察したり、X線写真を撮ったかのように調べることができます。
大腸CT検査は、高精度で、しかも大腸内視鏡検査や注腸X線検査と比べると、楽に短時間で検査をすることができます。